私がデザインの本質めいたものに、大きな気付きを与えてくれた、川崎和男先生。
Macユーザーとして、廃刊となったMacPowerに連載されているコラムで、多いな刺激を受けていました。
そんな、川崎和男先生が、内田 和成先生のブログをはじめとして、ビジネス系のいろいろなブログで出演されたテレビ番組のことが書かれています。
カンブリア宮殿の第149回の放送(2009年5月18日)なのですが、あいにく普段からテレビを全く見ないので、このような放送があることをほとんど知りませんでした。おまけに古い家屋なのでテレビの映りも良くないため、家族全員であまりテレビを見ないというライフスタイルが定着しています。(テレビに関しては、別の記事で触れたいと思います)したがって、テレビ番組を見るときは、YouTubeに頼り切り状態でして、カンブリア宮殿に関しては投稿例が無い(東京テレビがNGをだしているから?)ので、少しがっかりしています。
それでも、YouTubeで「川崎和男」と検索すると、爆笑問題がNHKで学者と対談(時には喧嘩をうる)番組、「爆笑学問」の模様が投稿されていました。根っからの「川崎和男先生のデザイン論」のファンなので、食い入るように見てしまいました。
「真・善・美」の三つの構成要素のうち、川崎和男先生は「美」を追求していると仰っていますが、カンブリア宮殿における座右の銘でも、
いのち きもち かたち
すべての価値は
美に集約する
としたためられています。
(蛇足ですが、キーワードの脚韻が「ち」で統一されていていいですね)
見た目だけの美しさではなく、そこに機能が伴い、使いやすいものであり、使いやすさからくる満足感が効能を及ぼす。
ここで語られている論理は、マーケティングにも当てはまるのではないでしょうか。
すなわち、お客様に評価されるということは、製品・サービスの購入以前の満足だけではなく、購入後の満足、さらには購入後の人生に良い影響を及ぼすことが出来るような仕組みも伴う、全社的な取り組みであるということです。
最近の日本発の製品やサービスにかけているのは、全体的なデザイン力の不足なのではないでしょうか。i-PodがSonyから生まれなかったことは、良く採り上げられる問題でありますが、単なるポータブル音楽プレーヤーとしてではなく、「人と音楽の関係性」をIT技術の革新に合わせて「一から世界を構築した」ことが重要なのです。
つまり、デザインの本質というのは、生態系や世界を作り上げること。まさにマーケティングやイノベーションにおいて、一番クリティカルなコンセプトであり、深めなくてはならない部分だと思うのです。
川崎和男先生の書籍については、こちらでご紹介しています。よろしくお願いします。