MBA+MC=Logic+Art 大野真護のブログ

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マインド×メンタルハック スペシャル に参加しました〜その1

2009/09/19 · コメントを書く

 このところMBAの科目のスケジュールなどで2ヶ月ほど足が遠のいていました、佐々木正悟さんの「マインドハック研究会」

 今回は、お子様が生まれる予定ということで、スペシャル版を予定されていました。

 こちらが告知→ マインド×メンタルハック・スペシャルセミナー@大手町

 告知ページにあるように、参加登録者は6人とこぢんまりとした集まりですが 、参加者同士、そして佐々木さんとの距離が近くなり、面白いもになるのではないかと期待しました。

 ところが、こちらのエントリー「父親になりました」にあるように、予定日よりも1ヶ月早くお生まれになったそうで、大いに慌てたそうです。幸い、まだ母子ともに入院中とのことで、セミナーの開催にはそれほど支障はなく、懇親会→セミナーの流れで、心理学の側面をどう人生に活かすことができるだろうかという考察と実践の3時間を過ごしました。

 テーマは、二つ。一つは「集中と注意」について。もう一つは、自分の最近のテーマでもある「やる気」について。

 「集中と注意」について、基本的な心理学モデルに「注意分配モデル」と「ストレスレベルとパフォーマンスの曲線」を軸に話がありました。
「注意分配モデル」をググっても、いい開設のページがヒットしませんが、話を聞いての自分の理解では、ある作業を行う習熟度が上がればあがるほど、覚醒レベルが低下する傾向にあるということを説明したモデルです。どういうことかというと、自動車を運転するという行為において、教習所で習い始めの時やペーパードライバーが久しぶりに運転するときなどは、「話しかけないで、気が散るから」といわれるように、運転そのものに相当集中しなくてはなりませんが、普段から普通に運転することができる人は音楽を聴きながら、歌いながら、おしゃべりを楽しみながら、お菓子を食べながらというように、「~ながら運転」が普通にできます。これは、習熟度が高まっているので、運転という行為そのものが必要とする脳の覚醒レベルが低くなるので、別の行為を行っても、脳の覚醒レベルに余裕があるので、同時にほかのこともできる、すなわち「マルチタスク」が可能になっているのです。
 私個人的には、この注意分配モデルは、体感的に理解できます。わかっていることとか、興味をそそらないものといった、注意を必要としない状態に陥ると、とたんに覚醒レベルが低下します。すぐに居眠りしてしまう。社会人としては、非常にありがたくない体質なのですが、自分の場合はてきめんにそうなるので、逆に対策としては別の注意を必要とするものを用意しておけば、居眠りに陥る心配がないということだ、という対策案が明確になったような気がします。

 さて、注意を必要としないと、覚醒レベルは低下するということは、簡単な単純作業をするときは、覚醒レベルが低下しがちであり、同時に効率も低下しやすいということになります。このことを、以下のストレスレベルとパフォーマンスの曲線に当てはめて考えてみると面白いことが推測できます。

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 上のグラフにあるように、ストレスレベルが高すぎても、低すぎてもパフォーマンスは低くなり、パフォーマンスが最大となるストレスレベルというのが存在します。ストレスがなければだらけてしまいますし、ストレスが高すぎても疲れ果ててしまって理想のパフォーマンスを発揮することが困難です。

 しかし、どんな対象においても同じ曲線を描くかというと、そうはならないというのが、先の「注意分配モデル」から導き出される考え方です。習熟度や注意を必要とする度合いが異なることにより、曲線のピークが左右に移動すると考えるのです。

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 このように、注意を必要としないことに対しては、ストレスレベルを高めた方が効率が上がり、注意を要する難度が高い物事に対してはストレスレベルを下げたほうが効率が上がるということです。

 高い集中力を必要とするときは、雑念に振り回されないで、リラックスした状態が好ましいということは、経験からも理解しやすいと思います。わたしも、仕事などで考えること、アイデアを作ることを求められているときは、電話がかかってこない環境(外出するとか、会議室にこもるなど)にして、取り組むことが多いです。このストレスレベルとパフォーマンスの曲線に当てはめて考えてみると、すんなりと理解できます。

 面白いのは、集中力をさほど必要としない場合については、ストレスを高めた方がパフォーマンスが上がるということ。たしかに、あと少しの簡単な作業だけを残して、締め切りまでの時間的余裕がたっぷりあるときは、全然それに取りかかろうとせずに、無為にだらだらと時間を過ごしてしまって、締め切りぎりぎりになって慌てて間に合わせるという行為をずっとしてきました。これは、締め切りが近づいているというストレスレベルが徐々に上昇することにより、パフォーマンスが向上した例と言えます。

 これを具体的にどうHackとして活用できるか?

 一つは、使い古されたHackですが、難しい仕事をするときは、楽になるようにツールを活用したり、気持ちが楽になるように必要以上に余裕を持たせたスケジュール構成とする、BGMを利用するなど、ストレスレベルを下げるようにすると集中力が高まり、パフォーマンスを最大化できるようになるということ。

 そしてもう一つは、簡単な作業は、作業見積もりを厳しくしたり、期限を厳しく管理したり、別の業務と同時進行で処理するなどして、難易度を上げてストレスレベルを高めるようにすることにより効率的に作業を済ませることができるようになるということ。雑事は一切をまとめて短時間で処理すると良い、というHackがありますが、心理学的に理にかなっているということです。

 最後に整理すると、

  • 容易なタスク:タスク終了見積りを厳しくし、難度を上げる
  • 難度が高いタスク:タスクの見積もりに余裕を持たせ、ツールの活用により難度を下げる

という工夫が、集中力を高める方法として活用できるということです。

 「やる気」については、次の投稿でまとめます。

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マインドフルネス

2009/08/06 · コメントを書く

「私たちは、”今”というこの瞬間を十分に意識していない。簡単に意識は気がかりなことにとらわれ、現在から離れてしまい、”自動操縦状態”で多くの時間を習慣的に過ごしてしまっている。すなわち、”次々に何かをしなければならない”という力に、死ぬまでせき立てられ、駆り立てられている。」

気がついたら、かなりの長い時間を消費してしまっていた、という後悔はよくあります。

なんだか気ばかり急いてしまって、結局成果につながる仕事に手がつけられなかったという、「貧乏暇無し」の王道を突っ走り、そのまま、「鬱へ突入」という、笑えない話が特に多いように、個人的には感じてしまう。

それに対する処方箋は何か?

”注意を集中する”=マインドフルネス
による瞑想法が、一つの答えのような気がする。

次々と押し寄せてくる、感情や想いに任せて、そのまま行動に移してしまっては大変なことになる。
GTDを真面目にやろうとしてすべてのタスクを書き出し、自分の気持ちや意志に関係なく、まるでロボットのように、すべてのタスクを完了させることに、果たして意味はあるのだろうか?

タスクリストを作成した時点では、すべてのタスクを実行することに意味があったのかもしれない。
しかし、それは、もやは、「過ぎ去った過去の時点」での話である。現在においても、同じ意味を持つものかどうかは、甚だ疑問である。
なぜならば、状況は刻々と変化するし、自分自身の処理能力ややる気自体も変化している。

ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

もっと、「今」しかない瞬間に集中することの大切さ、これを「マインドフルネス瞑想法」は主張している。
時間という概念は、相対性理論を持ち出すまでもなく、客観的な概念のようでいて、実は主観的なものも大いに含んでいる。
朝の健やかな目覚めの後の1時間と、仕事でくたくたに疲れて帰宅した夜の1時間とでは、全然違う。

映画を見る2時間は非常にすばらしく、短く感じられるが、計画が未達の状態でその原因を叱責される会議の2時間は苦痛以外の何者でもなく、ひたすら終わりがないように感じられる。

すなわち、「時間というのは、人間の思考の産物」なのである。

そんなとき、「今という、現在の瞬間に意識を集中」して、「あれも、これも、」と色々と心に流れ込んでくる想いを客観的に観察し、受け入れ、「自動操縦状態に陥らない」で、自分自身を確立させて、本当に必要なことだけをやるようにすることが、大切であると説く。

ある意味で、冷静さというのだろうか。時間の流れの中から抜け出して、現在という静止した瞬間に自己を置き、すべてをあるがままに受け止め、本当に必要なことのみを実行することができたら、完璧であろう。

それには、呼吸に意識を集中するのがたやすいということらしい。
慌てないで、まずは深呼吸して、
と落ち着かせる方法を良く採るが、それと同じことなのかもしれない。

マインドフルネス瞑想法、なるほど!と感心することしきりの、良書です。

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